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ウィキペディア創始者
『ジミー・ウェールズ』


 
「遡れば、私の母と祖母は小さな私立学校を運営していた。モンテッソリの流れを汲んだ学校で、枠にはまった方式ではなく、非常に自由な教育が実践されていた。そんな自由な環境の中で、私は随分とたくさんの本を読み、本から様々な知識を得た。この幼児期の環境が今、このようなプロジェクトに関わるようになったきっかけになったことは間違いないだろうね」

「ウィキペディアを作り上げていく上で苦労したのは、今ではウィキペディアンと呼ばれるようになった編集者たちをいかにコーディネートしていくかと言う点に尽きるね。我々は非営利団体で、ウィキペディアンはボランティアなんだ。上司のように彼らに名詠するわけにはいかない。ボランティア同士をつなぎ、前向きなモチベーションを維持していくように上手にマネージしてかないといけない」

「紙媒体とインターネットとの最大の違い?それは情報を反映できる時間と対象とする規模だろう。そして、リアルタイムで読者側が参加できると言う点がネットのチョみだ」

「私たちが目指す理想のネットコミュニティーとは、できるだけミスコミュニケーションのない、優しさと相手への敬意が感じられる場の実現だ。私は、世界中の人とふれあい、話し合い、理想のサイト作りに向けて共同作業を行なっているこの仕事が、とても好きなんだ。自分の職業を社交業と呼びたいくらいだ」
(以上抜粋、取材時期 2006年)

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